子どもがいないときの家事分担
42歳の女性。私の両親と同居していて子供が1人います。
子供がまだ産まれていない時は積極的に家事を分担してくれていた夫。当時は私も仕事をしていたものの時間にも気持ちにも余裕がありました。
あまり家事が得意ではない夫が「やってくれること」を有難いと思い、多少雑でも「ありがとう」と満面の笑みで感謝を伝えていました。
それによって夫はやる気を出し、さらに家事を手伝ってくれるという良いサイクルが出来上がっていたのです。
ところが子供が産まれてからは、育児と家事と仕事とで、私が時間にも心にも余裕がなくなってしまいました。
子どもが産まれてからの家事分担
そうなってくると、夫が家事を手伝ってくれても、掃除の雑さについイライラ、食器を片づける遅さについイライラして、ありがとうの一言も言えなくなりました。
日によっては「なんでもっとちゃんとやってくれないの!」と怒る事さえ出てきました。それによって夫は不機嫌になり、家事を手伝うことからどんどん遠のいてしまいました。
でも、正直な話、子育てが大変な今こそ、夫には家事の分担をお願いしたいのです。
だから時々急に頭に来て、「どうして私ばかり仕事が多いの!洗濯、掃除、ご飯作り、保育園の送り迎え…もう忙しくて大変」と怒鳴ってしまいます。
すると、そんな私に夫が言うのです。「俺もけっこうやってるよ」と。
一体何をやっているのかと聞くと、子供をお風呂に入れてるし、夜も子供を寝かせていると言うのです。
確かにそう言われてみればそうかもしれません。私は家事にばかり目がいっていますが、その間に子供を見てくれているのは夫です。
育児中の家事分担は相手に伝わる言い方で
ただ、そうは言ってもやっぱりもう少し家事の負担を減らしてほしいのが本音です。
ではどうしたらいいか?
私が思ったのは、子どもが生まれる前みたいに、夫の家事が多少下手でも「ありがとう」と感謝を伝えるのが1番なんじゃないかということです。
時間や気持ちに余裕がない分、スピードや正確性をつい求めてしまいますが、そこは目をつぶって「夫が家事をすること」を目標に、会話で仕事を促していくのが1番なのかなと最近は思うようになりました。なかなか難しいのですが。
夫と接していると、男性は言葉にして伝えないと何も分からないのだな…と強く思う事があります。
「家事に追われて、こんなに忙しそうにしているんだから分かってくれて当然」と私は思っていたけれど、夫によく聞いてみると「忙しいとは思わなかった」との答えが返ってくるのです。
結局、「手伝ってほしい」としっかり言葉に出さないと、相手に気持ちが伝わらないのだと思います。
家事の分担を目指してる奥様は、まず夫に自分の要求をきちんと言葉にして伝えることが大切だと思います。
それから、夫が家事をしたら多少下手でも褒めることも大切だと思います。
こちらの求めている通りに仕上がらなくても、ある程度は目をつぶり、少しずつ上手になるよう促していくと夫婦関係を良好に保ちながら家事の分担へ向かっていけると思います。